敷地について  (寺澤氏)
二度目に森村さんとお会いした時に、いつになるかわかりませんが、ぜひ設計をお願いしたいと、お伝えしました。 この時点でまだ土地を持ってないばかりか、 探す事さえ着手していませんでした。

ところが、この三ヵ月後には15坪の狭小 変形地を手に入れていたのです。 普通、土地を衝動買いする人はいないと思いますが、 結果的にはそれに近い 早さで即決してしまいました。これを逃したら、これと同条件あるいはこれ以上 の土地はもう見つからないのではないかという予感がしました。 それだけが根拠 でした。

大きな土地が買えるだけの予算があれば、それに越したことはありませんが、 わずかの予算で、 しかも家のデザインに拘りたいのであれば、 土地を少しでも 安く手にいれるしかありません。その結果建物の予算の三分の一で手に入れる ことができました。
普通の人ならまず、ここに家を建てようなどとは思わないくらい 狭い土地です。 土地選びに失敗をしたとは今でも思っていませんが、このことが後でちょっとした 問題を引き起こすことになりました。
 ボーリング調査
土質標本

この地域は、琵琶湖に近く、敷地後ろには建築家高松氏の作品がみえる。
この調査は、地盤の支持力を測定するために行うもので、特にRC造の固定荷重が大きいものには必要である。
調  査  日  2002年02月23日
調査立会者  森村政悦
調 査 費 用  \100,000- (寺澤氏別途支払)
調査は、オペレーターの意見と田村建築構造事務所との連絡で都度進めた。
結果として必要なN値が得られず、鋼管杭を使用するかまたは、S造変更案等を課題として10mで調査を断念した。
これからが、寺澤氏の想いと、森村の変更案とのやり取りが始まりました。
ボーリングdata
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