□ 二軒長屋の集合住宅(賃貸収益計画)必要条件 row-house
・ このプロジェクトは、2住戸を1建築物として総工費1500万円で計画するものであり、坪単 価60万円以下におさえる。
・ 地域環境に溶け込み、町のランドマークと成りうる、コンセプトを打ち出さなければならな い。
・ 賃貸物件である以上、全てにおいて合理的で、耐久性を重視し、建築及び設備のメンテ ナンスを最小限のコストで簡単におこなえるシステムとデティール思考する。
・ 構造体は必要最小限のシンプルな架構を採用する。
・ 内部空間においては、新建材を排除した環境に優しい素材と、長年の使用に対し存在感 と、経年変化と共に風合が出る空間を提案する。
・ 相対的に優れたデザインであること。
□ 壁面緑化 ivy-covered screen
・ 建物の前面を緑で覆い、地域環境にやさしく存在し、この建物の意義と秩序をまもることで、やさしく受け止められることでしょう。
・ 緑化壁面ワイヤーは、S−COURTで実績のある(関西電力仕様)物を使用します。これは、非常にローコストで耐久性が十分にあります。
・ 1年中緑が映え、比較的丈夫で乾燥にも強い植栽を採用します。
・ 光を取り入れながらも、プライバシーを守ることができます。
・ 緑に囲まれることによって、癒しの空間となります。
・ 外部から流れ込む風を快適なものにします。
・ 植物を利用することで、汚れることがなく、メンテナンスの必要がありません。
□ ローコスト・スモールハウスの可能性。
架構
・ 主構造体は鉄筋コンクリート薄肉ラーメン構造、及び床版を木構造とした混構造である。 これらは基礎及び2階床スラブまでを、鉄筋コンクリート薄肉ラーメン構造とし、 2階及び3階の住居壁面をコンクリート自立壁面とし、3階床面及び屋上階の床は、木造によるジョイント梁で構成されたハイブリッド構造を採用する。

空間
・ コストの低減については、「新しい構造形式とシンプルな空間構成 」、つまり仕上げを排除すること、つまりの人間の身体でたとえるなら、皮膚の部分が無い事によって、すなわちお化粧を必要としない空間の架構のシルエットで演出します。
・ 内部空間は、コンクリート壁面と、床面のフローリングや天井の木製ジョイント梁が露出した深みのある構成は、ルーバーを通し柔らかく差し込む光により、日本人の感性に溶け込む心地よさを演出します。
・ 水平垂直を最大限に生かして、距離感と広がりのある空間としています。
・ 南北に抜ける空間のため、風が通り抜けやすく、省エネルギーにつながります。
□ コンクリート壁面
・ 隣接住居界壁を鉄筋コンクリート壁面とすることで、遮音対策をクリアします。また、一住居内の床版を木構造にすることで、コンクリート打設回数の低減、 建築物の固定荷重の低減、(基礎工事や、コンクリートボリュームの低減)や、連続するシンプルなジョイント梁の木構造は、 施工性やコストの低減となり、ラセン階段の施工性も向上します。
・ 外壁のコンクリート壁面は、柱型以外は収納スペースになります、これは結露対策の施工性や、空間をシンプルに構成すると共に、大壁面を自由にディスプレイできる楽しさがあります。

PS(パイプスペース)
・ 1階玄関ホールのスラブ下に設置されたPSは、この建物のライフラインとして、全ての住居をカバーする、十分なスペースとして、将来のメンテナンスや設備のグレードアップとして可能性を発揮します。
・ 水周りを2階に集中させるため、受水槽は不要となり、コストの削減とランニングコストの抑制になります。

駐車場
・ 車の駐車スペースと住居との導線を分離し、安全性を確保します。また植栽による駐車エリアの区分けと、来客時には小型車種であれば2台の駐車スペースが魅力です。
□ 壁面緑化 ivy-covered screen

1年中緑が映え、比較的丈夫で乾燥にも強く、手入れが簡単な植栽を採用します。
・植物を利用することで、汚れることがなく、メンテナンスの必要がありません。
・外部から流れ込む風を快適なものにします。
・緑に囲まれることによって、癒しの空間となります。
・光を取り入れながらも、プライバシーを守ることができます。
・建物の前面を緑で覆い、存在感を出すことで、この町のシンボル的なものにします。
□ 二軒長屋の集合住宅 row-house

・水平垂直を最大限に生かして、距離感と広がりのある空間としています。
・鉄筋コンクリート薄肉ラーメン構造の採用で、シンプルな構成の単純明快で合理的な架構として、コストを削減させています。
・南北に抜ける空間のため、風が通り抜けやすく、省エネルギーにつながります。
・大壁面を自由にディスプレイできます。
・水周りを2階に集中させるため、受水槽は不要となり、コストの削減とランニングコストの抑制になります。
・駐車場・エントランスなど、従来は共用となる部分を、住居に取り込む事で 共用部分の管理が簡略化されます。
・住戸の上下関係を取り除くことで、騒音問題の解消と共に、床遮音にかかるコストを削減させています。
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