レベルがつくる新しい風景
京都市中京区、昔ながらの商業地に計画された工場併用住宅である。時の流れとともに、ミニ開発が進みこの地域のもつ特有の個性が失われつつある。
前面道路は南北に走る6m幅に対し西側に面するこの敷地は間口10m奥行15mの広さがあり、建物は、1階は金属加工の工場と事務所、2・3階に住居空間をもつ。
東側外観
この建物は、住居空間レベルを近隣家屋と異なるレベルに設定することによりそこからの離脱と新たな風景の獲得を試みた。階段をあがるにつれて視界が変化し、空間への期待がより高まることとなる。主階では、街並みが一望できるリビング・テラスにつながり、刻々と移り変わる京の山並みがアルミルーバー越しに連続する。この場所では、家族や仲間と季節を感じ京都のもつ個性を再認識させてくれる。
3階テラス夜景
2階玄関ホール
2階バルコニー 2階玄関ホール
2階和室
2階廊下ポリカースクリーン 2階玄関ホール
3階階段室 3階キッチン
3階リビング 夜景
3階リビングダイニングテラス
3階リビング
3階テラス ルーバーによる、光の拡散 東側外観
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