Noriyoshi Morimura Architects & Associates

	光、風、そして水の音自然のリズムがきこえる

	京都を拠点に創作活動をすデザイナーの住宅である。敷地は、比較的古くから開発された住宅街の奥まった場所であり、北側の専用通路からアプローチする。南側に宇治川の支流、その対岸に急勾配の竹林と、静かな自然に恵まれている

北側外観　　　　　　　　　　　　　　　　　　　玄関ホール外観

自然が迫るこの場所に間口6ｍ奥行12．6ｍのコンクリート打ち放しの箱を挿入。パーティーなどの来客が多い1階のＬＤＫ・玄関ホールでは徹底して生活感を排除し、公と個の空間を明確に分離している。南北を吹抜けのテラスで囲むことで、川のせせらぎやそよ風、竹林から差し込む光を取り入れることが可能となり、一日の時間の経過と連動する。夕暮れ、室内の照明によりコンクリートの箱が空中に浮き上がる。