この建物は、免震構造の高い技術を活用することで壊れにくい住宅、そして長く使える造形デザインを表現している。

また、免震層でもある床下空間の気流を室内に取り入れることによりエネルギー消費量を押える省エネ機能を搭載している。

そして、構造は、4本組柱の鉄骨構造により軽量化は基より、前後左右対称形の50対50の荷重バランスを確保し、より長期的な性能の確保している。

この敷地は、佐竹台の小高い丘の北西側の傾斜地に面し、東西共に山手側は深い擁壁で囲まれる、また北西方向の谷側へ向かっては、隣接する家屋までの距離も十分にあり、後方には府営集合住宅のグリーンベルトが眺望できる。
 この建物は従来の免震構造のように装置が基礎に納められていた免震層を解放する事で、住まいを地面から切り離す事を具体化したモデルとなる。

地上から70cm浮いた高床式住居。

免震層の開放的な空間が、メンテナンス性を高める。

中央部に中庭(2.8m×7.2m)は床材にはスチィール製グレーチング、天井部分には、開閉調整可能なアルミルーバーがセットされる。

夏場の室内冷却には、直射日光を遮断し、敷地特有の地盤面の冷えた空気を、中庭下部から上昇気流として取り入れる事ができる。

また、冬場の室内には、アルミルーバーの光の反射角を利用して、低い太陽光でも光を積極的に光を室内に導入する。

長キッチン製作

今回のキッチンはステンレス角パイプフレームに同じくステンレス天板を巻き付けることで建物のデザインやインテリアと共通のものとなる。

ステンレスパイプフレームとウェンジパネルを装着したキッチンは2基作られる事になり、もう1台はすでに目神山の家に届いている。

4個の大きな木製BOXに、浴室やユーティリティー、WCやクローゼット、書斎などの私生活に必要な物を納める。
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